2023-01-19から1日間の記事一覧
※エロ部分のみ執筆担当瞬間、僕の視線はまるで其処に縫い留められてしまったかの如く釘付けとなってしまった。 身体への負荷を極力削ぎ落した造りの戦闘スーツは、彼女の肉厚な臀部――双丘の膨らみを、その割れ目すらくっきりと浮かび上がらせてこれでもかと…
重厚な木製扉をいつもの通り、三度ノックしてからノブを捻ってゆっくりと慎重に押し開ける。「……失礼します。ご主人様、紅茶をお持ち致しました」そう声を掛けると、部屋の奥、プレジデントデスクの向こう側、黒革の椅子に深く腰を下ろした主である佐藤が顔…
陽は既にとっぷりと暮れ、街灯もろくにない寂れた海岸の波打ち際は、深い闇に飲み込まれている。 だが、しかし。凛の正面に立ち尽くす彼女――恋敵である真琴の姿だけはハッキリと視認することが出来た。 その表情は険しく顰められていたものの、恐らく普段は…
ふと、読んでいた雑誌から目を上げる。 時刻は昼の三時を過ぎたころで、窓から差し込む陽光は実に穏やかなものである。心地よいまどろみを生む空間の中、何をするでもなく部屋で寛ぐひと時は実に幸せなものだった――目の前に、京極の姿さえなければの話だが。…
何故、このような状況に陥ったのか。 何故、そのような行為を強いられるのか。 しかし、今に始まった事ではない。彼はいつだって理不尽な混沌を伴って姿を現し、美咲の頭を悩ませるのだ。「という事で、美咲ちゃん。おクチ、開けて欲しいなあ」 「……今度は何…
朝、目が覚めたその瞬間に下腹を擦るのが癖になっていた。 お互いの体質にも依る故、そう簡単には事が運ばないとどこかで理解はしていたものの、それにしてはその兆しがあまりにも見えず、朝陽が昇ると共に私はどこか落胆を覚え、なぜ、どうしてと途方に暮れ…
一日の執務を終えたフィリップの全身には、もったりとした倦怠感が纏わりついていた。心地よくも感じるが、しかし、全身が鉛にでもなってしまったかのように重い。 本日の労働をやりきったという充実感と、肉体に蓄積された鈍い疲労感に苛まれながら、フィリ…
与えられる心地よさに入り混じる不埒な焔に気付けぬほど、美奈子も鈍い女ではなかったし、疲労困憊していたわけでもなかった。 会社帰り、いつものようにハイヒールによって酷使された足腰を労わる為に個人経営のマッサージ店を訪れたわけだが、毎度施術を担…
吹きすさぶ風の冷たさに肩を竦めつつ、ヒロは右手に握り締めたスマートフォンのディスプレイ上へと視線を落としながら急いた足取りで繁華街を歩いていた。「はじめまして。優しい方と出会いたいです」それは、男女の出会いを募る出会い系の掲示板に書き込ま…
沈む指先を柔らかく包んだ、乳房の感触。そして、自らの熱く滾った劣情を淫らに飲み込んだ膣の蠢き――。思い出すたびに僕の中、本来は深い場所に秘められているとてつもない劣情が力強く脈打つような感覚に捕らわれる。 初めてのセックスを体験してから早一週…
初めて訪れた研究所内は、平凡な会社勤めであるルリの目には何もかもが新鮮だった。 虹彩認証機能やAI搭載の雑用ロボット等々、SF映画のスクリーンからそのまま飛び出してきたような、あまりにも非現実的な空間に思わず気後れしてしまい、進む足取りが慎…
※サンプル公開にあたり、キャラクター名や特定の固有名詞を伏字に置換しております。 (前略)それから更に十数年の時を経た現在、〇〇はあの頃と同じ寂れた漁村の砂浜にて、時の流れを微塵も感じさせぬ不変の天体を今日も飽きずに眺めている。 時間というも…
恥辱、屈辱、陵辱――有りとあらゆる辱めを一身に絶えず受けながら、ラルフは呼吸を荒げ、両手首を拘束する縄が白肌に深く食い込む事にも構わずその身を大きく捩り、眼前にて不敵な微笑を浮かべる男、レオの相貌を睨み据えた。 彼との出会いは忘れもしない、ほ…